来週車検のビートのハブベアリングを交換しました。
来週、ホンダビートを車検に出すのにハブベアリングの交換を車検後にするか車検前にするか迷っていましたが、今日何とか時間が取れたのでハブベアリングを交換することにしました。
まずは
フロント左のベアリングから音がしているようなので、フロント側をジャッキアップします。
タイヤを外して作業しますが、画像のナックルを外さないとベアリングが交換できません。
画像のアームは圧入されているのでこんな工具でアームを外します、ですが取り付けナットは完全に外さないでおきます。
外れました。
ブレーキキャリパーの取り付けボルトを外し、ストラットの固定ボルト外します。ロアアームの所のネジも外してしまえば、ナックルは外すことができます。
画像の様にナックルが取れます。
外したナックルです。
ここから、ブレーキローター、バックプレートを外していきます。
画像のショックドライバーでローターの固定ボルトを緩めてローターを取り外します。
ナックルの裏側のカバーをはずします。
カバーを外すとナットが出てきます、これを緩めないといけませんが私の持っているコンプレッサーとインパクトレンチではコンプレッサーの容量が足らずにこのナットを緩めることができませんでした。
でも、ここで作業を放置することができないので車屋までナックルを持って行ってこのナットを緩めてもらいました。(インパクトレンチはシナノ製の50Nモデルなんですけどねーちなみに結構高価(35,000円)な奴です。)
緩めてもらったら、
結構錆が出てます、たぶん豪雨災害の時にハブまで水没してたんで水が入って錆びたんでしょうね、水没後しばらくして音がしだしたんでね。
錆が凄いでしょ。
ハブのナットも緩んだので作業を進めます。ナックルの所に付いているバックプレートを外さないといけないのですがハブが付いている状態では固定しているネジが緩められないので、ハブボルトを外してその穴からネジを緩めます。
バックプレートも外したらここからは油圧プレスでナックルからハブを外します。
画像は、既にハブがナックルから外れている画像です。
ハブを外せたら、次はハブベアリングを外します。適当なカラーを当てがって油圧プレスで押していきます。
こんな感じでナックルからハブベアリングが抜けます。
古いベアリングが外せたら新品を打ち込まないといけません。この時外したベアリングをカラーにして新しいベアリングを打ち込みます。当然油圧プレスで押し込みますよ。
ナックルに無事ハブベアリングを打ち込んだら、ハブ側に残っているベアリングインナーレースを取り外します。画像の様なギロチンタイプのベアリングプーラーで簡単に外すことができます。
外したベアリングインナーレースとハブです。
ベアリングインナーレースも外れたので、ナックルにハブを打ち込みます。
打ち込めたのでナットを取り付けます、締め付けたらカシメをするのを忘れないように。
ハブも打ち込めたのでバックプレートを取り付けてハブボルトも元に戻してからブレーキローターを取り付けます。
ローターの取り付けネジを固定したらナックルの組み立ては完了です。焼き付きそうだったり錆が出そうなボルトやネジにはスレッドコンパウンドを添付しています。
ナックルの取り付けには専用工具は要らないのでサクサクっと元に戻します。
ナックルも取り付けれたら
タイヤを取り付けて交換完了です。
途中、車屋まで行ったので思ったよりも時間がかかりましたが、外せなかったナットさえ緩めれていたら案外簡単な作業ですね。